語学留学でTOEICハイスコアを取るための方法と注意点

  • これから語学留学してTOEICスコアを上げたい
  • 語学留学した人のスコアの特徴とTOEIC対策を知りたい
  • できるだけいいスコアを取って就職や進学に役立てたい
  • 現在、語学留学中、または、語学留学検討中だ

という方向けの記事です。

日本での就職で力を発揮するTOEICスコア。【2019年最新】企業が求めるTOEICスコア一覧表【楽天,J&J,プラダJapan,ホンダ,KPMG他】で一覧にしているように、応募者にTOEICスコアを求める企業も多いです。

語学留学して英語力が上がって、TOEICスコアが一気に上がる、というのが理想的なパターンですが、留学から帰ってTOEIC受けたらTOEICスコアは大して上がらなかった、という話もよく聞きます。

大事な時間とお金を費やして留学するのであれば、ぜひともTOEICスコアも上げたいですが、そのためにはどうしたらいいのでしょうか。

ここでは、少しでも語学留学をTOEICスコア向上に活かすにはどうしたらいいか、真剣に考えます。

留学前:TOEIC対策コースへの留学を検討する

TOEICの英語は、語学学校で提供される一般的なプログラムの英語とは違います。単語はビジネスで用いられるものと、一般生活で用いられるものがミックスされたもので、TOEICで頻出の単語、学術用語などのように、まったく出ない単語があります。また、出題場面も、TOEICで頻出のものがたくさんあります。

ですから、一般的な英語プログラムで学んだ場合には、TOEICで出る英語を学ぶ機会が少なくなるので、TOEICスコアが上がりづらい、ということが言えます。

就職や進学に活かすためにTOEICスコアを上げたい、という目的がある場合には、TOEIC対策コースへの留学を検討しましょう。

TOEIC対策コースの例

TOEIC対策コースがある学校の例です。他にもたくさんありますので、ググってみてください。

フィリピン

IDEA https://ideaeducation.net/toeic-cours

CDU ESU Center(医科大学Cebu Doctor’s University付設の語学センター) https://cduesl.jp/blog/project/toeic-test-preparation-program/


オーストラリア

Langports English Language College https://www.langports.com/courses/toeic/


アメリカ

Mentor Language Institute https://mliesl.edu/jp/course/


カナダ

Quest Language Studies http://www.studyquest.net/programs/exams


イギリス
LSI https://www.lsi.edu/jp/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E7%95%99%E5%AD%A6%E3%81%A7%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E8%AA%9E%E5%AD%A6%E7%A0%94%E4%BF%AE

TOEIC受験可能な国かどうかも検討基準

英語漬けになっているうちに、現地でTOEICを受けてハイスコアを取ってしまう、というのが一つの考え方です。

そのため、TOEIC受験が現地でできる国かどうか、というのが留学先を決める基準になります。

受験可能な国は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、NZ、フィリピン、カナダなど。受験不可能な国は、イギリスなどです。

留学前:英語力をできるだけ高めておいた方がよい(習得力やクラス分けに影響あり)

英語力がないと、現地での生活や授業で英語を使ったコミュニケーションがうまく出来ず、リスニング力やスピーキング力が上がらなかったり、文法の基礎ができていなくて学習についていけず文法力が伸びない、といった状況になることがあります。

また、英語力が高い方が、クラス分けで英語力レベルの高い人たちと一緒になる可能性が高いです。

これらは、英語力の向上と、のちに受けるTOEICスコアに影響してきます。

留学で英語力を最大限に向上させるためには、英語力を高めてから留学に行くようにしましょう。

留学前:TOEIC問題集などを準備しておく

TOEIC対策プログラムであっても、そうでなくても、現地に持っていくTOEIC対策の単語帳や参考書を用意しておくのがいいでしょう。(現地で用意してあるものと重複しないように)

留学中:TOEICスコアアップに直結する能力を強化する

語学留学中は、英語圏で生活できる貴重な機会です。英語の世界に自分を放り出して、英語力が向上するようにしましょう。

具体的にいくつかのことを心がけることでTOEICに関連する英語力を向上させることができます。

現地の人と英語で会話する機会を増やす

語学学校の先生や生徒、現地の人と、できるだけ英語で会話するようにしましょう。

英会話で以下の様な力を向上させることができます。

  • 相手の話から状況を読み取る力:TOEIC Part1で活きる
  • 会話の中で相手の意図や状況を把握する力:TOEIC Part2で活きる
  • 会話のあらすじとポイントを理解する力:TOEIC Part3,Part4で活きる

とにかくたくさん話をしましょう。そうすれば、上にあげたようなことを学ぼう、などと意識しなくても、自然にTOEICで求められる力が向上していきます。

語学留学経験者でTOEICリスニングが400点以上に上がった、という方が多いのは、これらの力を身につけることに成功したからです。

英語の文章から必要な情報を素早く正確に見つけ出す

これをすることで、TOEICで最難関といえるPart7で必要とされる力を向上させることができます。街中の告知文やパンフレット、広告、駅の表示など、あらゆるものが教材になります。

Part7は、

  • 英語の文章を速く読む能力
  • 要求される情報を素早く見つけ出す能力

の二つが求められるテストです。

この能力は、仕事や学術研究で求められる能力のコアになる部分でもあるので、のちの仕事や大学院での研究などで活きてきます。可能な限り出来るようにしておきたいところです。

空き時間にTOEIC用の学習をする

これは、特に、TOEIC対策ではない留学プログラムの場合にやった方がいいです。

準備すべき学習教材と使い方については、関連記事:【2019年最新版】TOEICスコアを1ヶ月で300上げるおすすめ参考書と勉強法を参考にしてください。

TOEIC対策でない留学プログラムでしっかり勉強すれば、会話力を中心として英語力が全体的に向上します。ですが、TOEICとは、TOEIC的な単語や表現を、TOEIC的な出題場面で聞いてくるテストです。

TOEIC用の準備をすることがスコアを大きくあげるためには重要です。

留学中:留学中にTOEICを受験することを検討

これにはいくつかのメリットがあります。

    1. 英語環境で生活している留学中の方が、ハイスコアを取りやすい
    2. 留学後にそのスコアをすぐに活用することができる
    3. スコアに満足いかない場合でも、弱点を把握して帰国後の受験に備えることが可能

1.英語環境で生活している留学中の方が、ハイスコアを取りやすい

英語圏で英語を中心に使う生活をしていると、英語の処理能力が高い状態になっています。

TOEICは、試験時間が短く、処理速度の早さを求める試験なので、留学中の英語力が高まっている状態で受験することにメリットがあります。

2.留学後にそのスコアをすぐに活用することができる

TOEICのスコアが届くまで、4週間かかります。留学中に受けておけば、帰国してから受験するよりも、届いた結果を使えるようになるまでの時間を短縮できます。

3.スコアに満足いかない場合でも、弱点を把握して帰国後の受験に備えることが可能

仮にいいスコアを取ることができなかったとしても、弱点を把握したうえで、帰国後に受験するTOEICに活かすことができます。

語学留学経験者のTOEICスコアの特徴とその対策

最後に、語学留学者のTOEICスコアにどのような特徴があるかと、スコアアップのための対策を確認します。

TOEICリーディングが400台にとどかない場合が多い → Part5対策からするのが効率的

これは語学留学に限らず、多くの留学経験者のスコアから明らかです。

TOEICのリスニングは英語の内容的には簡単なので、日常的に英語を使いながら留学期間を過ごしていれば、TOEICの英語はかなり簡単に感じるはずです。リスニングで400点取れるのも当たり前、という感じでしょう。

一方で、リーディングは、文法問題を解く力や、長文から情報を探し出す力が求められるので、語学留学したらか点が簡単に上がる、というものではありません。

特にTOEICに特化していない語学留学では、これらの力がそれほど高まらないので、リスニングはスコアが大きく上がったが、リーディングは大したことなかった、というような結果になりやすいのです。


対策としては、リーディングセクションで最もスコアが上がりやすいPart5の対策からするのが効率がいいです。

Part5は分かっていれば正解できる問題が多いので、対策すれば効率的にスコアが伸びます。また、Part5対策をすると自動的にPart6のスコアも上がりますし、Part5,6の解答時間を短くすることでPart7に時間を残せるようになります。時間切れでPart7の問題を大量に残してスコアが伸びない、という状況を解消できます。

このようにして、リーディング全体で、よりスコアを取れるようになっていきます。

リーディング対策の詳細については別記事で解説していますので、以下を参考にしてください。

関連記事:【2019年最新版】TOEICリーディングで400点以上を簡単に取るための対策と参考書【1ヶ月以内に可能】

関連記事:【2019年最新版】TOEICスコアを1ヶ月で300上げるおすすめ参考書と勉強法

関連記事:スコアアップに直結するTOEIC時間配分のコツ(リーディングセクションの時間配分のコツ)

まとめ

ここまで、語学留学でTOEICハイスコアを取るための方法について考えてきましたが参考になりましたでしょうか。

英語力が上がったことの証として、また就職や進学に活かすために、語学留学したらTOEICでハイスコアを取っておきたいところです。

ですが、語学留学で身につく力と、TOEICで求められる力がずれている場合も多いので、TOEIC用の対策をよく考えて語学留学する必要があります。

ぜひ、TOEICでハイスコアを取って、その後の就職や進学、業務などに活かしてほしいと思います。

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