金のフレーズを買ったけれど、姉妹品の銀のフレーズも買った方がいいんだろうか。
といった疑問をお持ちではないでしょうか。
ここでは、TOEIC単語帳のベストセラーである金のフレーズの姉妹品である銀のフレーズをレビューします。
関連記事:金のフレーズレビュー:公式ボキャブラリーブックと徹底比較!
出る単特急 銀のフレーズ
対象 | TOEIC450以下相当-500レベル |
収録単語数 | 見出し1000単語 |
収録方法 | 4段階の難易度順 |
著者 | TEX加藤 |
単語の質 | ★★★☆☆(3/5) |
例文の質 | ★★★★★(5/5) |
出題情報 | ★★★★★(5/5) |
おすすめ度 | ★★★★★(5/5)TOEIC450程度以下で金のフレーズと併用ならばオススメ |
価格 | 961円(税込) |
発音記号 | あり |
TOEIC講師であるTEX加藤氏が書いた本で、販売累計100万部を超えるベストセラー金フレーズの姉妹本です。
金のフレーズがTOEIC990レベルの単語まで収録しているのに対して、銀のフレーズはそのうち基礎レベルの550単語と、さらに基礎的な単語450単語を収録しています。
基本的な単語を中心に収録しているので、これだけだとTOEICを受けた場合に単語が分からず苦労するので、単語の質では☆3としましたが、出る単語がしっかり収録されています。
TOEIC400点台以下の方へ
初級者の方でもTOEICを受けるというのであれば、上級レベルまで単語を覚えて臨むべきだというのが私の持論です。
単語力はスコアに直結します。
もし、持ちスコア500以下の方が、スコア500-600レベルの単語帳ばかりやっていたらスコアは伸び悩みます。700,800,900を取る文法力、読解力、リスニング力が有っても伸び悩みます。
700レベル、800レベルの単語を覚えていけば、スコアは800に近づいていきます。
銀のフレーズは、初級者向けとしては良い単語帳ですが、これだけだと効率的にハイスコアを取ることは難しいです。近い将来ハイスコアを取るために、銀のフレーズ+金のフレーズのセットを、TOEIC単語教材としてオススメします。
もくじ
1. 銀のフレーズの内容と特長
1.1 金のフレーズが難しく感じる人におすすめな難易度
銀のフレーズの見出し単語のレベルは、金のフレーズの真ん中くらいのレベルから下と、さらに基本的な単語約450です。
もっと具体的にいうと、金のフレーズでは単語レベルをスコア600、730、860、990レベルの4段階に分けていますが、そのうち600レベルの単語すべてと、730レベル、860レベルから重要なものを重複して収録しています。990レベルの単語は収録していません。
金フレの730レベル、860レベル全収録ではないので、銀フレだけだとテストの中でわからない単語が数十個あるくらいで、スコアに結構影響します。なので、最終的に700以上目指す人は金のフレーズも買ってしまった方がいいです。
1.2 金のフレーズと別のフレーズを収録
550個の単語が重複していますが、その単語を使ったフレーズには重複がありませんので、金のフレーズを持っている人でも新しいフレーズを学ぶことができます。
単語帳の優秀さは、収録されている単語とその単語の使われ方を学ぶことができるかで測ることができます。
金のフレーズを持っている人でも、銀のフレーズも勉強することで、単語のフレーズの中での使われ方をより多く頭に入れておくことができます。
1.3 金のフレーズとの単語重複はプラスかマイナスか
TOEIC300、400くらいの人が、スムーズに単語学習を進めてハイスコアを目指せるようにするには、単語が重複していてフレーズは新しいものを学べる、という作りはプラスに働くと思います。
1.4 TOEICの出題傾向の情報は健在
金のフレーズと同様、出題傾向に関するコメントがいたるところに入っており、これが他の単語帳との大きな違いになっています。
2. 銀のフレーズの使い方
効率的にTOEICスコアを上げるためには、使い方を工夫する必要があります。
2.1 学習ペース:銀フレの提案ペースでは遅すぎる
週に100個ずつ覚えるペースが提案されていますが、このペースだと単語帳の最後の方に達するまでに、初めの方で覚えたことを忘れてしまいます。
1日1-2時間程度を使って、1000単語を1週間程度で終わるくらいのペースがオススメです。
1単語あたりの学習時間を20秒で進めれば6時間ほどで、1単語あたり30秒なら9時間ほどで一冊終わる計算です。
一気に学習を進めていきましょう。
2.2 簡単な章から学習し、何度も周回する
出てくる単語の100%を理解できていなくても、90%くらい理解したら次に進むようにして、テンポよく学習していきます。
完全に理解していない単語にはマークをし、1000単語学習し終えた後も、わからない単語を中心に何度も復習して定着させていきます。
2.3 アプリで音声を無料ダウンロードして復習する
Android Playストア かiphone App Storeで「abceed analytics」というアプリをダウンロードすると、音声データを無料でダウンロードできます。
一度本で学習したことを、隙間時間に音声で聞いて復習するなどして使うのがオススメです。
本よりおよそ200円安く、720円でアプリを買うことができます。
本のようにメモをしたり付箋をつけたりして使うことはできませんが、すでに理解した単語の割合を確認しながら学習することができます。
Android Playストア かiphone App Storeで「abceed analytics」で検索してみてください。
2.4 銀フレが終わったら金フレもやって単語力をつける
英語の試験は、単語を知っているか知らないか、がスコアに大きく影響します。
文章の中に1つでも知らない単語があると、間違えてしまったり、理解するまで時間がかかってしまいます。
850点以上取る人がやっとすべて解き切れるくらいの試験時間の設計になっているTOEICは、理解するのに時間がかかることはスコアロスに直に結びつきます。そこが大学受験や他の多くの資格試験と違う点です。
そのため、TOEICで楽にスコアを伸ばしたいと思えば、単語をしっかり覚えることが大事です。
銀のフレーズを終えた時点では、まだTOEICの試験の中で、わからない単語が数十個出てくるくらいの状況です。
金のフレーズまでやっておけば、わからない単語が数個しかない状況にできます。それだけでも、スコアが大きく上がるだろうことは明らかです。
まとめ
- 初級者向けの単語帳
- 金のフレーズと約550単語が重複しているが、出てくるフレーズはすべて新しい
- 金フレとの重複は、-600レベルの単語全て、-730、-860レベルの重要なもの
- 終わったら金フレもやった方がTOEICスコアは大きく上がる
以上、銀のフレーズレビューでした。TOEIC挑戦に役立てていただければ幸いです!
コメントを残す