DUO3.0はTOEIC単語帳として使うべき?大学受験で有名な単語帳はTOEIC向けか




「TOEIC」「単語帳」で検索すると大学受験で有名な単語帳DUO3.0に行きついた。これは使えるの?

短期間でTOEICスコアを上げる単語帳を知りたい。

そもそもTOEICの勉強に単語帳は必要なのか?

そんな疑問に答えます。

DUO3.0


対象 大学受験者、TOEIC730程度まで
収録単語数 見出し単語1600語・熟語1000語
著者 鈴木 陽一
単語の質 ★☆☆☆☆(1/5)
解説の質 ★☆☆☆☆(1/5)
おすすめ度 ★☆☆☆☆(1/5)
価格 1296円、別売CD1296円(ともに税込み)
発音記号 あり

大学受験生に支持されている単語帳です。文章の中に重要な単語・熟語を入れてある構成で、基礎的な単語から学術系の初歩の単語までをカバーしています。

でもTOEIC向けに作られた単語帳ではないので、収録単語にTOEICに全く出ないものが多く含まれています。単語の意味もかなり網羅的に上げていますが、TOEICには出ない意味がかなり入っているので、TOEIC用の単語帳として使うのは時間のロスが大きくなります。

これを使うのに適しているのは、大学受験の勉強をしていて、TOEICをおまけに受けようか、という場合です。大学受験の英語をメインに考えるなら、TOEIC用の単語帳ではなくDUO3.0の方が向いています。

1. DUO3.0の内容と特徴

1.1 TOEIC単語帳には見出し単語1600語もあるものはほぼない

この収録単語数は、TOEICに使われる単語帳の中では多い方です。言い換えると、他の単語帳よりも学習するのに時間がかかる、ということでもあります。

1.2 TOEIC出題単語との一致度は低い

これはDUO3.0が大学受験向けの単語帳としてつくられているので、当然と言えば当然です。

当方でTOEIC出題単語データベースと照合したところ、DUO3.0ではTOEICで全く出題されない学術用語などが収録されています。

学習者はTOEICで出る単語かどうか良くわからないまま、出題されない単語まで勉強することになってしまいますので、時間効率が落ちます。

1.3 例文560の中に単語・表現が入っている、例文の質は低い

560の中に1600単語、1000熟語がちりばめられています。

問題は例文の質です。TOEIC向けに作られた単語帳ではないので、例文が全くTOEICで出てくる文章っぽくありません。

TOEIC単語帳では例文の質がかなり重要です。それは、TOEICで出てくる例文の中で単語を学んでおくと、普段の学習で問題文の理解度が飛躍的に上がって学習効率が上がりますし、本番でも問題文がスッと頭に入ってくるので、①問題の理解度が上がる、②短い時間で解き進めることができる、ことでスコアアップにつながるからです。

最近の単語帳には、TOEICで出る単語を、TOEICで出る文の中に入れているものが増えていますので、TOEICのスコアを上げたい人にはそうした単語帳をおススメします。特にこだわりがなければ、1-2か月で900目指せるような学習速度を実現できる単語帳を選ぶのが良いかと思います。

参考記事:金のフレーズレビュー:公式ボキャブラリーブックと徹底比較!

以上の理由で、DUO3.0はTOEIC単語帳としては全くおすすめできません。

1.4 対応レベルはTOEIC730程度まで

収録単語数は多めですが、TOEICに出ないものも多く含まれていますので、対応するスコアレベルは低めになります。

1.5 TOEIC出題情報は皆無

最近のTOEIC単語帳の流れとして、「この単語はこのパートで出ます」「こういう問題の中でこの単語が出ます」という出題情報が満載のものが出てきている、という点があります。

それがDUO3.0には全くないです。

2. DUO3.0の使い方(TOEIC単語帳として適していないので説明なし)

通常、TOEIC単語帳のレビューをした場合には、その単語帳の使い方を解説していますが、DUO3.0についてはTOEIC用単語帳として使うべきではないので、説明は無しにします。

まとめ

  • DUO3.0は大学受験向けの単語帳。大学受験勉強の最中、かつ、TOEICハイスコア狙いでない人向け
  • TOEIC単語帳としておすすめできるものではない
  • TOEICで出るフレーズを習得して短時間で成果を出すなら、金のフレーズがおすすめ

自分に合ったTOEIC単語帳を選んで、TOEICハイスコアを実現しましょう!



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